こんにちは、マリーです。
これから手話を勉強するにあたり、まずはあいさつの手話から覚えたい人が多いと思います。
日常的によく使われるあいさつの手話3つを紹介します。
この記事を書いている私は、手話歴17年の手話学習者です。

あいさつの手話「おはよう、こんにちは、こんばんは」を覚えよう

この3つを覚えれば、第一声(第一手話?)は大丈夫ですね。
とりあえず手話で話しかけることができれば、相手との信頼関係を築くことができます。
私が初心者の頃、とにかく手話で挨拶だけしていたら、たまに手話ができると勘違いされて、手話でどんどん話しかけられてしまって焦った経験があります。
当時は全然読み取れなくて、申し訳ないことをしたな…と思っていましたが、今となっては良い経験になったと思います。

  1. とりあえずあいさつだけ手話で表してみる
  2. 手話で話しかけてもらえる
  3. 全然読み取れない
  4. もっとがんばろう!

このように良いサイクルに入ることができます。

それでは、ひとつずつ説明していきます。

おはよう(ございます)

やり方
<朝>+<あいさつ>の手話を組み合わせて表現します。

  1. 握った手を手と同じ側のこめかみに当て、その手を下にずらす<朝>
  2. 両手の人さし指を立て、体の前で向かい合わせにして、第二関節から同時に曲げる<あいさつ>

<朝>は、握った手を枕に見立て、そこから頭を外す様子を表しています。
同じ手話で<起きる>という意味を表すこともできます。
<あいさつ>は両手人さし指を人に見立てて、向かい合って頭を下げている様子を表します。

<あいさつ>の手話の代わりに実際に頭を下げることで表現する人もいます。<あいさつ>自体を省略して<朝>だけで表す人もいます。
手話に敬語表現は基本的にないので「おはよう」も「おはようございます」も同じ表現方法です。

こんにちは

やり方
<昼>+<あいさつ>の手話を組み合わせて表現します。

  1. 人さし指と中指を立てた手を額の前に当てる<昼>
  2. 両手の人さし指を立て、体の前で向かい合わせにして、第二関節から同時に曲げる<あいさつ>

<昼>の人さし指と中指は時計の長針と短針を表しています。
自分の顔を時計の文字盤に見立て額の前に指を置くことで時計が12時を指していることを表します。

<あいさつ>の手話の代わりに実際に頭を下げることで表現する人もいます。

こんばんは

やり方
<夜>+<あいさつ>の手話を組み合わせて表現します。

  1. 両手手のひらを前、指先を上にした手を顔の前で交差させる<夜>
  2. 両手の人さし指を立て、体の前で向かい合わせにして、第二関節から同時に曲げる<あいさつ>

<夜>は両手を顔の前で交差させることで、目の前が暗くなっていく様子を表します。
手のひらが自分に向いてしまうと意味が変わりますので注意してください。
<あいさつ>の手話の代わりに実際に頭を下げることで表現する人もいます。

まとめ

今回はあいさつの手話3つ「おはよう、こんにちは、こんばんは」を紹介しました。
これをきっかけに他の手話も覚えてもらえたら嬉しいです。