この記事では、手話の数字「8」ができない人のために、裏技的な表現方法を解説していきます。
手話の数字「8」ができない!
「8」は、手の甲を相手、指先を横に向け、小指だけ曲げる。
これが基本の表し方ですね。
この【小指だけ曲げる】と言うのが曲者でして、なかなか難しいのです。
無理に曲げようとすると、つられて、薬指も曲がってしまうケースが多いと思います。
- 小指の代わりに薬指を曲げる
- 小指の代わりに人さし指を曲げる
- 反対の手を添える
これらの方法を使い、表現することができます。
小指の代わりに薬指を曲げる
これが一番オーソドックスな表現方法です。
「8」は、手をソロバンに見立てて、5(親指)+3(人さし指、中指、薬指)で表すのが由来です。
ということは、親指と3本の指を出せばいいので、薬指を曲げて小指を曲げても「8」になるという考え方です。
小指の代わりに人さし指を曲げる
上でお伝えした、薬指だけ曲げるのも難しいという場合、人さし指だけ曲げる方法もあります。
これもくする指だけ曲げると同じく、3本の指を中指、薬指、小指にしても合計「8」になるのでOKという考え方です。
反対の手を添える
上の2つの方法とは違い、基本の「8」の表し方のまま、反対の手で小指を押さえる方法です。
数字の8ができない人へ一番のおすすめ表現方法
この方法が一番おすすめです。
慣れないうちは、「親指と1、2、3で8」というように考えながら読み取ることが多いと思いますが、慣れている人は手話を読むときにそんなに凝視というか、一つずつ細かく見てないです。
小指だけを曲げている、あのフォルム(形)で8と認識している人も多いです。
なので、小指をのばしていると「9」に見えてしまう可能性があります。
もし、あなたが「小指だけ曲げるなんて絶対無理!」という状態なら、先の紹介した方法でいいと思いますが、「ちょっと曲げづらいな…」という程度であればこれから紹介する「ごまかしつつ基本形の8を表す」方法にチャレンジしてみてください。
小指はちょっと内側に入れるだけでOK
「小指を第2関節から曲げよう」と思うとしんどいので、「小指の付け根からちょっと内側に入れる」ぐらいの感覚でOKです。
あとは角度で調整していきます。
手を少し前に倒す
親指側が相手側、小指が自分側になるようにほんの少しだけ傾けます。
これで、より小指が見えにくくなります。
3指は開いて
これはスムーズに「8」ができる人にも言えることですが、人さし指、中指、薬指の3指は離してください。
数字の「6」から「9」で親指以外の指がくっついているのは「9」だけです。
この基本を忘れないことで、「9」と間違われることを防ぎます。
まとめ
手話の数字「8」ができない人に向けて、表現方法を紹介しました。
少しごまかしながらでも基本の「8」ができる人は、ごまかしつつ表してみましょう。
それも難しい人は代わりの表現を使いましょう。
参考になれば幸いです。