この記事では、「一昨年、昨年、今年、来年、再来年」といった「年」の表現方法を解説します。

手話で一昨年、昨年、今年、来年、再来年を表そう

時の流れを手話で表すときは、自分がいるところを基準として、その場が「今」です。
「過去」は自分の後ろ、「未来」は自分の前で表現します。
それでは、ひとつずつ手話表現を紹介していきます。

<表し方>
片手をグーにして親指側が上に来るように立てる。
反対の人差し指をグーの中心に当てる。

この記事で紹介するすべての単語に使いますので、先ずは<年>をおぼえましょう。
ちなみに、グーは木の年輪を表しています。

今年

表し方
<今>+<年>で表現します。
<今>
てのひら下、指先を前にした両手を少し離して胸の前で並べる。
両手を同時に1回軽く下げる。

自分のいる場所「今」を示しています。
それに<年>をつけて「今年」の手話になります。

昨年

表し方
<年>+<昨日>で表現します。
<昨日>
手の甲を相手に向けた人さし指を、顔の横から後ろに動かす。

昨年は、1年過去という意味なので、「年」の手話をした後に「1」の手話を自分の後ろ(過去)で表現します。
順番は<年>+<昨日>です。
日本語に引っ張られて<昨日>+<年>になりがちなので、気を付けましょう。

一昨年

表し方
<年>+<一昨日>で表現します。
<一昨日>
手の甲を相手に向けた人さし指と中指を、顔の横から後ろに動かす。

一昨年は、2年過去という意味なので、「年」の手話をした後に「2」の手話を自分の後ろ(過去)で表現します。
順番は<年>+<一昨日>です。
日本語に引っ張られて<一昨日>+<年>になりがちなので、気を付けましょう。
※可能であれば、具体的な年を表現した方が良いです。
 今年は2019年なので、<一昨年>と表現するよりも<2017年>と表現した方が伝わります。

来年

表し方
<年>+<明日>で表現します。
<明日>
指の腹を相手に向けた人さし指を、顔の横から前に動かす。

来年は、1年未来という意味なので、「年」の手話をした後に「1」の手話を自分の前(未来)で表現します。
順番は<年>+<明日>です。
日本語に引っ張られて<明日>+<年>になりがちなので、気を付けましょう。

再来年

表し方
<年>+<明後日>で表現します。
<明後日>
指の腹を相手に向けた人さし指と中指を、顔の横から前に動かす。

再来年は、2年未来という意味なので、「年」の手話をした後に「2」の手話を自分の前(未来)で表現します。
順番は<年>+<明後日>です。
日本語に引っ張られて<明後日>+<年>になりがちなので、気を付けましょう。
※可能であれば、具体的な年を表現した方が良いです。
 今年は2019年なので、<再来年>と表現するよりも<2021年>と表現した方が伝わります。

まとめ

今回は「年」の表現方法を解説しました。
未来(前)→今(自分)→過去(後ろ)という原則さえ理解できれば、すぐにマスターできますよ。
参考になれば幸いです。